機械翻訳の限界
最近、日本語から中国語に機械翻訳することがありました。
「1月、2月、3月、4月、5月…」と順に入力していきましたが、なぜか3月は「行进」、5月は「可能」と翻訳されました。
他の月は「一月、二月…」と翻訳されていたので不思議に思い、ネイティブの方に確認しましたが、やはりおかしいとのこと。
……………。
しばらく考えていましたが、閃きました。
「もしかしてGoogle翻訳って、日本語をいったん英語に翻訳しているんじゃないか?」と。
3月の「行进」は日本語にすると「行進」、つまり「マーチ(march)」で、5月の「可能」は「may」と考えるとまさにピッタリ!でもあまり嬉しくないのはなんででしょうか(笑)
以前、日本でも有数のデパートのWebサイトで、「◯◯フード(食品の意味)」の中国語訳が「◯◯兜帽(頭に被るフード)」になっていたことがあります。日本語は同音異義語が多いため、機械翻訳に頼り切るとこういうことが起きてしまいますが、それにしても漢字なんだから字面を見て誰もおかしいと思わなかったのかな?と。
今後、機械翻訳は飛躍的に精度が上がっていくことは間違いないと思いますが、機械で翻訳することにはやはり限界があると思います。最初に粗く翻訳するのは機械に任せたとしても、最後は人間の目で見て確かめることの重要性は変わらないでしょう。